映画大好き・シネマっぷ!
大作からB級映画まで、バイオリズムで映画を選ぶ管理人の映画レビュー。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


【切腹】★★★★☆95点
切腹切腹
(2003/11/22)
【製作】 1962年、日本
【監督】 小林正樹
【出演】 仲代達矢、岩下志麻 他
(時代劇)
商品詳細を見る

(あらすじ)
寛永七年、戦国の世に終止符を打った徳川幕府は諸藩の改易を進めた結果、
江戸には大量の浪人が溢れていた。
ある日、食い詰めた浪人が井伊家の庭先を拝借して切腹をしたいと申し出た。
最近流行りの”たかり”の類と考えた家老は、つい先日も若い浪人が”たかり”に来たが、
見せしめの為に、「希望どおり」に切腹させた事を告げる。
しかし男は”たかり”ではなく、あくまでも切腹を希望すると言い張り、そして身の上話を語り始めたのだが・・・


武士とはなんぞや!?
極限まで突き詰めた武士の生き様に、心が震動します。

冒頭から、すでに物語は深刻に極まっています。
仲代達也演じる浪人の凛とした佇まい、そして静かながらも不動の意志を感じさせる言葉。
物語が進み、事の全貌がだんだんと分かってくるときの、あのぞくぞく感はすごい。

これも、ストーリーを言ってしまうと興ざめなので、省略!またかい!
本作は、現代の社会にも通じるものがあります。
武士としての矜持と、社会制度との間に挟まれ、追い詰められていった人々の顛末はなんともむごい。
現代と異なる点を言えば、武士は責任の代償を命で量るということ。
それゆえに、空気は重々しく、張り詰めているのかもしれません。

本作で見られる殺陣もみどころ。
実際の真剣を使っての殺陣もあります。
撮影側の意気込みも尋常じゃないですな。
そんな役者とスタッフの意気込みを詰め込んだ本作は、本当に見て欲しい作品。
シビれます。

役者達も、仲代達也を筆頭に、岩下志麻、三國連太郎、丹波哲郎など、大御所の役者ばかりで、
そして皆が若いので、今とは違った印象を受けることと思います。
役者とはなんぞや!?
そんな役者魂を見せてもらった作品でもあります。

黒沢映画の時代劇とは異なる、重々しい雰囲気をもつ小林監督の本作ですが、
こういう時代劇も、今見ると新鮮で刺激的に見えるのでは思います。

さて、蛇足。
本作は、私の父に勧められて一緒に見たのがきっかけです。
「十二人の怒れる男」も同様に父のオススメ作品。
さすが年の功といわんばかりのセレクト加減。

そんな父に、ロメロの「ゾンビ」を勧めてみたら、相当キレられてしまいました・・・ウソーン

ランキング投票よろしくです。ranking にほんブログ村 映画ブログへ
スポンサーサイト




Copyright © 映画大好き・シネマっぷ!. all rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。