![]() | ブエノスアイレスの夜 (2005/06/24) 【製作】 2001年、アルゼンチン/スペイン 【監督】 フィト・パエス 【出演】 セシリア・ロス、ガエル・ガルシア・ベルナル 他 商品詳細を見る |
父の危篤の知らせを受けて、20年ぶりに故郷ブエノスアイレスの土を踏んだカルメン。
かつての軍事クーデターで、非情な体験をして以来、彼女はアルゼンチンを離れ、
過去に決別するように生きてきたのだ。
久しぶりに再会した家族にも背を向け、こっそりと借りたアパートで、カルメンが壁越しに耳を傾けるのは、
若い男が朗読するエロティックな言葉の数々。
声の主は、顔を見せない条件で雇った男娼・グスタボだった。
一見、倒錯的なラブストーリーかなと見せて、その奥は意外と深かったです。
過去に起こったクーデターによる惨劇が、20年経った後も、登場人物達に影を落とします。
カルメンは、移住した先マドリードで成功し、一人悠々自適に暮らしています。
クールに見える彼女ですが、20年前のクーデターの際、監禁され、また夫と幼い子どを失い、
深い傷と恐怖を心に抱えています。
そのため、性格は堅固になり、聴力は敏感になり、人と触れ合うこともできなくなってしまいます。
そんな彼女の性欲を満たすのは盗聴。

最初は、男女の情事を聴いていたカルメン。
そして次は、男のほうに官能小説を読ませ、その声にうっとり。
壁一枚を挟んだ歪な関係。
ですが、その関係は、さらなる刺激と喜びもって破られます。
いつしか互いに惹かれ、触れ合うことを拒み続けていたカルメンも
しだいに変わってゆき、拒み続けていた人の温もりに、
かつて失ったものを取り戻していきます。
そして過去の影とも向き合うことになります。
本作でも、ガルシアの色っぽさ(妖気?)が放出されています。

年上の女性や男性にモテモテですねー。(笑)
母性本能とか、庇護欲を刺激するんでしょうか。
ただ関わったら、火傷では済みそうにないので、怖い気もしますが。
ストーリーは、ドロドロになるかと思ったら、ラストは新しい希望のようなものが見て取れて、
少し救われたかな?と思えました。
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に誘われます。(笑)
